1.人間の体は、水でできている
人間の体は、赤ちゃんでは80%、子供では70%、成人では60%、お年寄りでは55%が水分だそうで、老化と共に水の比率がおちていることがわかります。若い人は水分が多いわけで、若い人の肌を「みずみずしい」と表現するのも、なんとなく納得です。
さらに、詳細にみていきますと、血液は83%が水分だそうで、以下多い順に、腎臓82.7%、 心臓79.2%、肺79%、脾臓75.8%、筋肉75.6%、脳74.8%、胃腸74.5%、皮膚72%、 肝臓68.3%、骨でさえ22%が水分だそうです。
2.日常摂取する水の質が、体質や健康状態を決定する
体の水分の割合がこれだけ高いということは、日常摂取する水の質が悪ければ、血液、臓器、筋肉、脳、皮膚、骨に悪い影響を与えるのではないかということが容易に想像できます。飲んでいる水の質によって体質が、そして健康状態が決定されるのではないかとさえ思われるのです。
しかるに、私たちの飲み水の環境たるや、工場廃水、農薬、生活排水からの汚染、大気汚染から発生する酸性雨汚染等により、その水源たる河川や地下水の汚染は悪化するばかりです。
水道の水源地が各種汚染にさらされているため、その殺菌に次亜塩素酸が使用されています。塩素濃度は家庭の蛇口で「0.1PPM以上あること」が法律で義務付けられています。殺菌のため使用されているとはいえ、この次亜塩素酸は私たちの体に様々な悪影響を与えているはずです。
次亜塩素酸は水道水に有機物が混じっていると発ガン性のトリハロメタンになりますし、生活習慣病の原因といわれている体の酸化(老化)にもかかわってきます。
3.生活習慣病の原因となる「活性酸素」
昨今の科学の進歩とともに、体のことも細胞レベルでの研究が進み、摂取する水の質が生活習慣病の原因といわれている「活性酸素」とのかかわりで論じられています。
細胞のなかのミトコンドリアで、エネルギーを作り出すときに副産物として発生するのが「活性酸素」です。
活性酸素が関与しているといわれている生活習慣病の代表的なものをあげてみますと、ガン、動脈硬化、糖尿病、アレルギー(アトピー、花粉症、喘息)、慢性関節リウマチ、白内障、痴呆症、炎症、老化等があります。体全体にわたる様々な病気の原因になっていることがわかります。
活性酸素は、60兆個の細胞がエネルギーをつくりだすとき、そのひとつひとつから発生するとともに、紫外線、放射線、ストレス、薬物、食品添加物、化学物質、排気ガス、排煙等による大気汚染、タバコ、アルコール、病原菌の浸入等でも発生します。
参考、引用文献
「病を治す水」 - 体が喜ぶ水研究会著 ―ブックマン社
「水で健康になる!」 - 松下和弘著 ―実業之日本社
「家庭でつくる 自分に合う健康の水」 - 早川英雄著 ―現代書林
「水 最後の選択」 - 阿部一理著 ―メタモル出版
「飲んで治る 奇跡の水 日田天領水の超力」 - 独活 章著 ―ブックマン社
「病を癒す水が日本にもあった」-体が喜ぶ水研究会編著 ブックマン社
「釈迦の霊泉」 - 大沢祥二著 ―日本工業経済新聞社出版局
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