小さな旅 伊香保温泉→榛名神社→八ッ場ダム→善光寺

茨城県南から伊香保温泉

今回も車をっ使った旅です。
 
 
茨城県県南から国道354を使い「太田・桐生」ICで北関東自動車道に乗り、「高崎JCT」で関越道に乗り換え、「渋川・伊香保」ICで降りました。
 
 

国道354だと、「太田・桐生」インターまで行く途に「館林」ICがありますがここで乗ると、東北自動車道と北関東自動車道の接続点、「岩船JCT」まで行く必要があります。通常は、「岩船JCT」で北関東自動車道に乗り換えていますが、行って帰ってくるというイメージが強く、無駄な距離を走ることになりますので、ガソリン代と高速代を節約したいと思い、今回はより「太田・桐生」ICで高速に乗りました。
 
 

この旅記は道路案内ではありませんので、「渋川・伊香保」ICから伊香保温泉までの道路工程は省きます。
 
 

伊香保温泉

伊香保温泉は、人気の温泉ですからご存じの方も多いと思います。
伊香保温泉は、黄金の湯、白銀の湯がありますが、黄金の湯はよく知られています。
 
 

温泉だけを楽しみたい方には、伊香保で有名な階段街を少し登った右側にある「伊香保温泉石段の湯」がお勧めです。湯量が多く黄金お湯を楽しめます。
入浴料も大人410円、小人200円、障がい者・市内高齢者(65歳以上)100円(2023.4.16現在)で、4月から10月:9時から21時  11月から3月:9時から20時30分 休館日:毎月第2火曜日、第4火曜日(祝日の場合は翌日)
と東京の銭湯並みの料金です。
 
 

今回のホテル選びは、「安く泊まれる事、温泉がしっかりしていること、食事が良いこと、お部屋がキレイであること、スタッフのサービスが良いこと」とかなり多くを望んで探したのですが、さすがに安いことと、満足を両立することは難しいものです。
 
 

安く泊まりたい方には、伊藤園グループの「伊香保グランドホテル」がお勧めです

そんな中でも、お勧めのお宿がありました。
それは、伊藤園グループの「伊香保グランドホテル」です。
 
 
バイキング宿泊コースで2人で17,000円でしたからかなり安い部類に入ると思います。部屋のタイプはいくつかあるようですが、私たちの部屋は10畳の和室とインのベッドルーム、他にトイレ、洗面所、シャワー室がついていました。部屋の広さは十分でした。
 
 

もっといいホテルに泊まりたいという方には、いくつかありますが「福一」などがお勧めです。
 
 

伊香保グランドホテルの肝心のお風呂はというと、通常のお泊り専用のお風呂があり、その他に日帰り客用のお風呂が利用できました。
お泊り用お風呂は、大浴場の黄金の湯、少し小さい白銀の湯、サウナがあり、日帰り客用のお風呂は、大浴場の黄金の湯、白銀の湯、混合湯の露天風呂、サウナがありました。
 
 

日帰り湯として多くのお客様が利用しているくらいですから、休憩所も広く、漫画を読める部屋、卓球の部屋、ゲーム機の部屋もあり、この両方の温泉を利用できましたので、温泉は満喫できました。夕食前、夕食後、早朝の3回入浴しました。
 
 

夕食はバイキングでビール、日本酒、焼酎サワー系の飲み放題で、料理は豪華とはいえませんが、不足はありませんでした。おススメだと思います。
 
 

伊香保温泉から榛名神社

次の日は朝食をとってすぐに、榛名山の頂上近くにある火山湖、榛名湖の湖畔をから高崎の方に少し下って「榛名神社」へ参拝しました。
 
 
榛名湖

榛名湖は奥日光の中禅寺湖ほどの大きさはありませんが、山の頂上付近にある湖としては大きいほうで水も豊富です。温泉やロープウエイもあり、ここだけでも楽しめます。
 
 

伊香保から榛名湖畔までは30分ほどの上り坂、榛名湖湖畔から榛名神社までは10分ほどの下り坂です。所々に追い越し車線が用意されています。
 
 

榛名神社

榛名神社は、歴史の古い神社で、榛名神社の公式サイトの「歴史」によると、延長5年(927年)に完成した全国の主要な神社名を書きあげた『神名帳』に、上野国十二社の群馬郡小社とし て榛名神社が位置づけられているようです。この記録に載せられている神社は「式内社」と呼ばれ、格式の高い神社と考えられているようです。
 
 

榛名神社の御祭神

御祭神:火産靈神 埴山姫神
合祀:水分神 高靇神 闇靇神 大物主神 木花開耶姫神

 
 

本殿へ参拝するには、約700メートルの、山門から本殿まで続く緩やかな登り坂といくつかの階段を登る参道を歩くことになります。それなりの運動量となりますが、参道は石畳のある古道で、左手が山、右手が谷になった清流に添っています。年代物の老杉、巨岩・奇岩、静けさの中に響く清流の音に心洗われ、癒されますので、さほど疲れを意識することなく参拝できます。
 
 

本殿は現在改修中

現在工事中でしたが、大神様(天照大神)をはじめ、榛名神社祭神本殿への参拝はできるようになっています。
 
 

歴史が古いだけに改修工事も大変そうでした。
 
 
榛名神社公式ページ
 
 

七福神

途中、点々と七福神がお祭りされています。
山門脇の「毘沙門天」から始まり、「寿老人」、「布袋」、「福禄寿」、「恵比寿」、「弁財天」、「大黒天」様がお祭りされています。
 
 

最後の階段を上ると門扉に竜の彫刻が施された双龍門があります。そこを抜けると本殿です。本殿前には子天狗様の尊像がありました。
 
 

榛名神社から八ッ場ダムへ

榛名神社から長野県の善光寺を目指しました。一度榛名湖畔にもどり、28号線を下り郷原で145号線(ロマンチック街道)に乗り継ぎ、長野原町で八ッ場ダムを見学しました。
 
 

ダム建設までにかなりの時間がかかりましたが、建設が始まると、今はダム湖に沈んだ道路を走っていると、はるか上に橋の建設がなされていました。
 
 
ちょうど草津温泉、白根山、万座温泉に行く途中にありましたので、数十回は往復しています。
 
 

当時は建設が終わると、あんな高いところを走るのかと怖さを感じたものでしたが、出来上がってしまい、満面に水をたたえたダム湖はその下で暮らしていた人々の家や家財、生活、様々な思い出、喜怒哀楽をも飲み込んでしまい、何事もなかったかのようにキラキラと輝き、明るい湖面がどっしりとした安定感を漂わせていました。
 
 

放流側はかなり下までエレベータで行けますので、後学のために降りてみました。見上げると頑丈そうに出来上がった放流口を見ることができます。

八ッ場ダムから長野市 善光寺へ

八ッ場ダムの見学を終え、145号線をそのまま進み一路善光寺を目指しました。

羽根尾で144号線へ進み山の中の道路をしばらく走り、鳥居峠までは登り道が続きます。

菅平口でVターンして406号大笹街道を菅平方面へ進みます。くねくねと曲がった山道をしばらく下っていけば長野市内です。
鳥居峠から長野市入口までは、奥日光から下り線の曲がり道路ほどではありませんが、くねくねと曲がっています。

車に仲ですから、それほどの寒さは感じませんでしたが、4月17日の鳥居峠での気温は2℃でした。

善光寺

善光寺の近くで駐車でき、2時間600円でした。
さすがに人気のお寺様だけあり、参拝者が多く、門前町もにぎやかでした。
 
 
善光寺公式サイトによると、「信州善光寺は、一光三尊阿弥陀如来【いっこうさんぞんあみだにょらい】(善光寺如来)を御本尊として、創建以来約千四百年の長きに亘り、阿弥陀如来様との結縁の場として、また民衆の心の拠り所として深く広い信仰を得ております。当寺は特定の宗派に属さない無宗派の寺であり、全ての人々を受け入れる寺として全国に知られますが、現在その護持運営は大勧進【だいかんじん】を本坊とする天台宗と、大本願【だいほんがん】を本坊とする浄土宗の両宗派によって行われています。御本尊の一光三尊阿弥陀如来とは一つの光背の中に三尊(中央に阿弥陀如来、両脇に観世音菩薩、勢至菩薩)が配置された様式で「善光寺式阿弥陀三尊像」とも呼ばれます。」とあります。
 
 
善光寺公式サイト

 
 

善光寺宗派

天台宗開祖「最澄」様の「法」と浄土宗開祖の「法然」様の「教え」が引き継がれているのでしょうね。
 
 
本殿に向かって左の方に「親鸞」様の立像もありました。「浄土真宗」にも通づるものがあるのでしょうかね。
 
 
仏教ですから、お釈迦様の「教え」と「法」が根本なのだと思いますが、時代を経るにつれて当代を代表する様々な高祖・仏学者の解釈が加わり、様々な宗派が誕生してきました。
どの宗派が優れているとか劣っているとかの論は私にはよくわかりません。

こんなお参りの仕方もある「祈願ではなく誓い」

先日ある本に、よく神社仏閣にお参りされる信仰深いと思われている方が、「私は神社仏閣にお参りしますが「お願い」したことはありません、私がお参りするのは神様や仏様に「誓いをたてる」ためです」と書かれていました。どうゆう誓いを立てるのかというと、「これこれを実行して世のために尽くします、一生懸命に努力します」といった具合だそうです。
 
 
恥ずかしながら、私はまだその境地に至っていません。まだお願い坊主の域を脱していません
 
 

「牛にひかれて善光寺参り」

私は九州出身で、家は浄土宗です。母がよくお参りしていたお寺がありますが、 そこの坊様が、初めてお寺にお参りしたとき、「牛にひかれて善光寺参り」かい、と言われました。このことにより子供の頃から「善光寺」の 名前は知っていました。
 
 
「 いつかはお参りしたいものだ」と漠然とした思いを持っていましたので、はからずも今回お参りできて「やっと念願が叶った」との思いでうれしく思いました。仏さまに感謝しながらお参りさせていただきました。
 
 
女房の姉の「病気回復祈願」を絵馬に託して善光寺を後にしました。
 
 

「びんずる尊者」盗難事件

そういえば善光寺本殿内に安置されているお釈迦様の弟子、十六羅漢の一人である「びんずる尊者」様は、数日前に盗み出されたとのテレビ報道がありましたが、4月17日現在では、お戻りになられていました。
自分の悪いところを撫でれば病気が治るということで、多くの人が撫でまわしたのでしょう。顔のメリハリがなくなっていました。
いかに多くの人々が救いを求めたかがわかりますし、多くの衆生を救われてきたかがわかります。
盗んだ人の気持ちはわかりませんが、「びんずる尊者」様のことですから、その人の心情を察し盗まれてあげられたのかもしれませんね。

ガーデンホテル しなのじ

「ガーデンホテル しなのじ」に泊まりました。直前に行ってみようと思ったので知っているホテルが満杯だったことと、長野市内のホテルって以外に駐車場がないホテルが多く、駐車場のあるビジネス系ホテルをさがしたこともあって、このホテルにしました。
まだ新しく静かな4階建てのホテルでした。教職員の団体予約が多く入っていました。部屋は畳の部屋で4人分の布団が敷けるくらいの広さがありました。もちろんバス・洗面所・トイレ付きです。黒塗りの長机があり、パソコンを使うのに最適でした。朝食も付いていて、2人で13,200円でした。安いと思いました。
ビジネスで長野に行かれたら泊ってみてください。お勧めです。

次の日、信越・関越高速道路を利用して、新潟県の長岡で女房の実家のお墓参りをし、途中沼田に寄り、入院中の姉を見舞って、夜の8時過ぎに自宅に帰着しました。

今回の小さな旅では、車で伊香保温泉、榛名湖、榛名神社、八ッ場ダム、善光寺、長岡、沼田を2泊3日で回る強行軍でした。湯量の多い草津温泉にも、白濁湯のイオウの匂いのする万座温泉にも、関越トンネルの向こう側の湯沢にも泊りたかったのですが、次回の挑戦とします。

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