ITエンジニアが転職を考える理由は様々あると思いますが、大枠で5つくらいに分類することができます。
「スキルアップ」「待遇改善」「キャリアチェンジ」「環境変化」「その他」です。
あえてITエンジニアの転職動機をランキングづけると、一般的には下記のようになると思います。
ITエンジニアの転職動機ランキング
1位:スキルアップ
2位:待遇改善
3位:キャリアチェンジ
4位:環境変化
5位:その他
1,スキルアップ転職
IT業界は常に新しい技術やトレンドが生まれており、エンジニアは常に新しいスキルを身につける必要があります。
そのため、スキルアップを目的とした転職は、ITエンジニアにとって自然な選択と言え、スキルアップは、ITエンジニアの転職動機の最も大きな理由となります。
昨今ではAIやDXの進展により、関連のITエンジニアの需要が高まっていますので、「需要のある分野は仕事が増え人が集まります」。
エンジニア志向の人の多くは常に新しい技術に興味を持ち、スキルアップを志向しています。
最新技術を学び、キャリアアップしたい
最新のプログラミング言語や技術を学び、スキルアップすることで、より高度な仕事に携わり、キャリアアップしたい、
こうゆう変化の時代にあっては、スキルアップ志向の転職は確実に増えていくと思います。
「最新技術を学び、キャリアアップしたい」の例
AI時代がやってきました。これからさらに進展していくでしょう。この波に乗り遅れないことが大切です。
・クラウドコンピューティングやAIなどの最新技術を学び、時代のニーズに応えるエンジニアになりたい。
・データサイエンスや機械学習などの専門スキルを身につけ、より高度な仕事に携わりたい。
・ブロックチェーンやVR/ARなどの新しい領域に挑戦し、新たな価値を創造したい。
専門性を高め、より高度な仕事に携わりたい
自分の専門分野をより深め、より高度な仕事に携わり、やりがいを追求したい。
新しい領域に挑戦し、新たな価値を創造したい。
これまで経験したことのない新しい領域に挑戦し、新たな価値を創造することで、自身の成長を実感したい。
こうゆうエンジニアは意外に多いのですが、転職となると、様々な職場でのしがらみ・心の葛藤、無理しなくてもいいんじゃないかという気持ち、職場を離れる抵抗感。
残るにしても、新しい職場を探すにしても、それなりの覚悟が必要で、自分で考えて決め、自分で責任を持つしかないのだと思います。
2,待遇改善転職
待遇改善は、転職動機の2番目に多い理由です。
ITエンジニアの給与や福利厚生は、企業によって差があります。
そのため、より良い条件を求めて転職するエンジニアは少なくありません。
まだ多くの企業では、終身雇用や年功序列といった日本型の雇用形態がしっかりと根付いています。
これまで日本では独特な精神文化があり、待遇改善型の転職を良しとしてきませんでした。
それに転職に抵抗感を持つような、愛社心を善とする価値観がはばを利かせていました。
これは日本型の雇用形態をベースとした企業文化、企業内価値観によるものだと思います。
しかしながら、昨今は、正当に自分を評価してくれる会社で働きたいと考える人が増えてきているのも事実です。
待遇改善とは
給与・報酬を上げ、経済的安定を図りたい
給与・報酬を上げることで、経済的安定を図り、より充実した生活を送りたい
福利厚生制度を充実させ、ワークライフバランスを向上させたい
福利厚生制度を充実させることで、ワークライフバランスを向上させ、仕事とプライベートの両方を充実させたい
残業時間を減らし、プライベートを充実させたい
残業時間を減らすことで、プライベートを充実させ、家族や友人との時間を大切にしたい
3,キャリアチェンジ転職
キャリアチェンジは、転職動機の中で、3番目に多い理由になっています。
ITエンジニアの中には、マネジメント職や起業など、別のキャリアを志す人もいます。
そのため、キャリアチェンジを目的とした転職は、ITエンジニアにとって重要な選択肢となっています。
ITエンジニアのキャリアチェンジとは
IT業界内での職種や専門分野の転換、IT業界外への転職など、これまでの職種や経験とは異なる仕事に挑戦することになります。
IT業界内でのキャリアチェンジ
開発職からマネジメント職への転身や、インフラ系エンジニアからセキュリティエンジニアへのシフトなど、技術的スキルや専門性を活かすキャリアアップを目指すこと。
IT業界外へのキャリアチェンジ:
起業家や教育・研究職、マーケティングや営業職など、技術力を活かして新たな分野で活躍する道を目指すこと。
キャリアチェンジの具体例
マネジメント職にステップアップし、リーダーシップを発揮したい
マネジメント職にステップアップすることで、リーダーシップを発揮し、組織をリードしたい
起業して自分の夢を実現したい
起業することで、自分の夢を実現し、社会に貢献したい
コンサルタントなど、別の職種に挑戦したい
コンサルタントなど、別の職種に挑戦することで、新たなスキルや経験を身につけ、キャリアアップしたい
4,環境変化を求める転職
環境変化は、転職動機の4番目に多い理由です。
人間関係のトラブルや職場方針の変更など、現在の職場での環境に不満を感じて転職するエンジニアもいます。
環境変化
人間関係トラブルを解消し、良好な職場環境で働きたい
人間関係トラブルを解消し、良好な職場環境で働くことで、仕事に集中し、パフォーマンスを向上させたい
職場方針の変更に伴い、新たなステージに挑戦したい
職場方針の変更に伴い、新たなステージに挑戦することで、自分のスキルや経験を活かして、より大きな成果を上げたい
5. その他の理由による転職
その他は、転居や健康上の理由など、上記の4つの理由に当てはまらない転職動機です。
転居に伴い、勤務地を変えたい
転居に伴い、勤務地を変えることで、家族や友人との距離を縮め、より充実した生活を送りたい
健康上の理由で、働き方を変更したい
健康上の理由で、働き方を変更することで、無理のない働き方を実現し、健康を維持したい
家族の事情で、勤務時間や勤務地を変更したい
家族の事情で、勤務時間や勤務地を変更することで、家族との時間を大切にしたい