抗酸化力(ORAC)ランキングの見方
【概要】
ORAC(Oxygen Radical Absorbance Capacity)は、食品や成分が試験管内で特定の酸化反応をどの程度抑えるかを測る方法の一つです。かつて「抗酸化力ランキング」として広く紹介されましたが、ORAC値が高い食品ほど人の体内で健康効果が強い、と単純には判断できません。
【ORACで分かること】
同じ測定条件の中で、試料が特定のラジカル反応にどの程度作用したかを比較できます。食品化学の研究では役立つ指標ですが、消化・吸収・代謝・排泄を含む人の体内環境とは条件が大きく違います。
【体内の抗酸化防御】
人の体では、SOD、カタラーゼ、グルタチオン系などの酵素と、ビタミンC、ビタミンE、尿酸、各種代謝物などが協調して酸化還元バランスを保っています。食品中の一つの数値だけでこの複雑な仕組みを評価することはできません。
【食品選びへの使い方】
ORAC値の順位より、野菜、果物、豆類、全粒穀物、魚など多様な食品を組み合わせることを優先します。色や種類を増やすと、抗酸化成分だけでなくビタミン、ミネラル、食物繊維も一緒に摂取できます。
【ランキングを見るときの注意】
測定法、食品の品種、加工状態によって値は変わります。『数値が高い=病気を防ぐ』『高ORAC食品だけを大量に食べればよい』という見方は避け、食品の特徴を知る参考値として使うのが適切です。
管理人コメント:最終確認日:2026年9月2日
主な出典:
1. NCCIH「Antioxidant Supplements: What You Need To Know」:https://www.nccih.nih.gov/health/antioxidant-supplements-what-you-need-to-know
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